11月11日はRemembrance day≪第一次世界大戦終結の日≫
どーも。こぱんだーるです
いきなりですが、11月11日は何の日だか知っていますか?
ポッキーの日?(カナダで普通に売っています)
チンアナゴの日?
サムライの日?
いえいや、今回のテーマは「リメンブラスデー」(Remembrance day)についてです。1918年11月11日にドイツとアメリカの間で停戦協定が結ばれ、4年あまり続いた第一次世界大戦(WWI)が終結しました。そのことからカナダや、主戦場となったヨーロッパ各国では、祝日となっています。
Remember(思い出す、記憶する)という単語からも、わかるように戦争を忘れないための日になります。
実際にカナダ人に聞くと
・戦争を忘れない
・2度と戦争を起こさない
・現在のカナダの自由のために戦ってくれた人への感謝と追悼
が目的だと言う人が多かったです。
実際にどのようなことをRemembrance dayに向けて行うのかを紹介します
高校での式典
私の住んでいる街にある2つの高校が合同でRemembrance dayの式典を11月8日に行いました。生徒・先生全員参加で、午前中の授業はほぼ全て式典と移動に充てられました
11月11日は祝日であり、学校の休みなどが重なってしまったので、少し早めの式典になりました。式典は毎年行われており、計画から運営まで全てをリーダーシップ(生徒会)の生徒が自主的に行っていました。私も、バス移動のサポートを行いました。
式典の流れ
授業から順番に移動
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学校に軍事基地のモデルが作られ、そこを鑑賞
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8台のバスを使用し、式典の行われる会場へ移動
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式典開始!
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カナダ国旗とBC州の旗を持った兵隊の服を着た人が入場(生徒だと思います)
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スピーチ
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原住民族の方による楽器の演奏
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歌と出向した人の手紙の朗読
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カナダ国家斉唱
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BC州の曲斉唱
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兵隊の人たち退場
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式典終了
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学校へバスで帰る
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授業へ戻る
式典であったため、写真撮影を行うことができなかったので、ニュースの記事を張っておきますね。英語ですが(笑)
この式典では、拍手は禁止となっていました
ポピーのバッチ
Remembrance dayのシンボルは、赤いポピーです
1915年、第一次世界大戦で戦ったカナダ軍人のJohn McCraeの「In Flanders Fields」が由来となっているそうです。激戦区だったヨーロッパのフランダース地方では、戦闘後に戦場を埋め尽くすような赤いポピーが咲き、そのことが詩に綴られており、そこからシンボルとなりました
学校やスーパー、コミュニティセンターなどで赤いポピーのバッチをもらうことができます。募金をすることができ、その寄付金は退役軍人の経済面援助や医療機器や研究機器の資金に充てられるそうです
心臓に近い左胸に11月11日の1週間程前から付けている人が多かったです。
学校でも先生や生徒も付けている人が多く、追悼の意思表明としての役割もあるそうです
このようにピンになっていて刺します。完全に針なので指に刺さると普通に痛いです(体験談)
Remembrance day当日
学校で行われたような式典が街全体でも行われ、黙とうなども行われます。私は参加することができませんでしたが、多くの人が参加するそうです。
私が感じた日本との差
私の経験の中で、日本で追悼の式典を生徒が自主的に運営することはなく、ましてや追悼の意思を示すバッチを付けることはありませんでした。「忘れない」と思うだけではなく、形の表すことができる方法が身近にあることに驚きました
また、授業中に式典の説明が行われた後、先生が生徒に意見を求め、そこから戦争についてどう思うかなどの議論もありました。自分の意見を言葉にし、表すことのできる回数が多く、「自分自身の意見を問われている=自分で考える」ことを必要とされていると感じました
以上です
ハロウィンのことをアップできていないままですが、できるだけはやく頑張ります(笑)
遂にスキー場のオープンまで1カ月を切りました!カナダに来て、今までで一番スキーに時間を費やしながら生活をできています。笑って最後を迎えられるようなシーズンを自分で創っていきます!
ではでは~